桜咲く音

2021年3月31日

 

よく晴れた1日に、舞台「Another」・「Endless SHOCK Eternal」は千秋楽を迎えました。

 

まずは、無事今日を迎えられたこと。本当におめでとう。

この状況下で止まらずに走り抜けたことに、全員の並大抵ではない覚悟を感じました。

 

 

愛してやまない自担が出演する舞台と、幼い頃から馴染みであった舞台が同時に千秋楽を迎える日が来るなんて。

さらに、3月上旬には、SHOCKとAnotherを連日で観劇することもできました。どちらも本当に楽しくて、「ジャニーズ」の作る世界観ど真ん中で、あぁやっぱりわたし、ジャニーズの舞台が好きだなぁと思いました。

 

両舞台、初めての経験の連続でした。

Another。

「担当」がいる舞台を見るのは、初めてでした。

俯瞰的に見ることができないのでは?という不安は的中したものの、1点に完全集中して観劇するという新しい舞台の楽しみ方を知りました。

それは、ジャニーズ以外にも色々な舞台を見てきたわたしにとって、新しい発見でした

SHOCK。

舞台本編を映画で見て、スピンオフを劇場で見るのは初めてでした。映画を何度か見てから入った劇場では、自ら拍手で、リアルタイムで舞台に称賛を届けられることに感動して、開幕した瞬間から涙が止まりませんでした。

 

ここではゆっくりと、Anotherについて話したいと思います。

 

ずっとずっと、タクヤの感情を追わずにはいられませんでした。

前半で見せる「生きることへの執念」を忘れたような、なにも感情が無いような顔は、実は誰よりも生きることへ執念を抱いていたことの裏返しだったように思います。

最後には、自分の生きる意味を見出すように仲間たちとは違った選択肢を取る。島人たちが放射能により亡くなった人々を弔いながら生きているように、自分も大切な人の死を弔いながら生きていく決断をした。

みんなと離れて島に残ることの決意、すなわちみんなと違う決断をするのは、「生きる」ことに対して自分はこうしたいという自我、そして執念を強く持っているからこそなのでは、と思いました。

観劇中は仲間と離れてしまうことが寂しくないの?本当にそれでいいの?とあなたのこれからが心配で胸がいっぱいになってしまったのですが、改めて思い返すと、家族がいない孤独感と戦い続けていたタクヤが、結束の強い島人たちと過ごすことで心休まる場所が見つかればいいな、と別れを前向きに考えることができました。

きっとタクヤも、そう思って島に残ったんだよね。

今までたくさん悲しい思いをしてきた分、島で絶対に幸せになってほしいな。

島で仲間と暮らしていた数日はもう誰も失わせやしない、と力強い姿勢を見せていたけれど、これからは強さに頼るばかりではなく、あなたの持つすぐに気持ちが顔に出てしまう素直なところとか、小さなことでケラケラ笑うかわいらしさがたくさん愛されますように。

 

そしてSHOWTIME。

実はSHOWTIMEがある舞台を見るのも初めてだったように思います…多分。

 

タクヤと西村拓哉を立て続けに見ることによって、よりアイドル西村拓哉への思いが強くなってしまったというか…別人格である拓哉を初めてみたので、常日頃から思っている彼がアイドルでいてくれて本当によかった、という思いがグッと強まったと感じました。

 

あとこれは本編でも感じたのですが、ダンスが上手い。細かいことはよく分からんのだが、とにかくなんか上手くてかっこよかったです。

ガツガツ動いてるときはキレがあって見てて気持ちいいくらいなのに、止まるときはピタッとめちゃくちゃかっこいい姿勢で止まるのです。立ち姿でさえもかっこいい…しかし振り付けはそれはもうしっかりと踊る…圧倒的に語彙が足らないのですが、そのメリハリに感服でした…。とにかくかっこいい。Theジャニーズ、といった感じのダンスをします。

 

マイクを持って、衣装を着て、タクヤのときには決して見せなかったキラキラ輝く笑顔で。

あまりの眩しさに思わず一旦目を閉じました。

桜舞う中で歌われる桜ソングに胸を打たれたり、Lil miracleいい曲だなぁ……………としみじみしたり、噂に聞いていたアミーゴとその後にいい意味で見ていられなくなり(こちとら好き避け大魔王なので)双眼鏡を覗きつつまたしても目を閉じ、さらには座っているのに後ずさりするという訳の分からない状況に陥ったり。

短い時間でここまでガンガン揺さぶられる感情も、拓哉が、Lil かんさいが本当に素敵なアイドルである証拠だな……と思っていたとき。

 

白い衣装を着て5人が登場したのですね。

あのとき、拓哉を双眼鏡で見た感動は今でもはっきりと思い出せます。

 

えっ…………………

王子様がいる……………… 

 

とにかくかわいいところが大好きだと思っていたアイドルが、突然王子様になって目の前に現れて。小さい頃から憧れて、ぼんやりと思いを馳せていた王子様が、具現化されて。

なんだかもう心底驚いたというか…………私、本当に出会っちゃったんだな………………

 

ここでも新しい感情がまたひとつ生まれました。

これからも拓哉と、Lil かんさいの5人と一緒に、初めての気持ちを探していきたいと思った春松竹でした。

 

1ヶ月、本当に本当にお疲れ様🌸

束の間にはなると思うけども、次に走るためにゆっくりお休みできますように。